今月から始まった変な連載のタイトルの意味するところは次号で詳しく説明することにして...　とにかく連載が始まってしまったのです。編集長氏から突然の「連載やりません？」（本当は「やってくれませんか？」だったかもしれませんが...）　には戸惑いましたが、果たして毎月も書きたいこと、伝えたいことがあるんかなあと不安に思いながら偉そうに「エエですよ」と引き受けてしまいました。で？タイトルは？と聞くと「沖コースケのオキドキライフスタイル！」って、いいけどそれまんまウチの店の名前やん！とほくそえんだのでした。

「ライフスタイル」って流行語？　で、ホントの意味は？　
　2年前に店の名前を決めるときに「オキドキ」までは決まっていたんですが、なんかそれだけじゃキリが悪く、「オキドキって何？」って７００回くらいは聞かれるやろうな、と後に「〜ライフスタイル」をつけたのでした。　
　このライフスタイル、最近のハヤリ言葉らしく、巷ではいろいろなものに引っ付いています。ファッションやインテリア、家電やクルマにまで何でも「ライフスタイル」です。意味は何だ？と調べてみると「生活様式」と出てきました。ニュアンス的にはもうちょっとお洒落っぽいっ感じでしょうか？ なんだ意外と簡単。では「アナタのライフスタイルについて説明してください」となると大抵は「うっ!?」となるはずです。なかなかその内容について簡単に説明するのは難しいようです。
　「スタイル」というからには一人ひとり、十人十様に内容は違うはずでしょうし、重要なのはそのスタイルを持っているかどうかです。つまりは自分流やこだわりを持って生活していますか？ってことなのじゃ無いでしょうか？
　「生活様式」となれば日常生活の部分だけを考えがちです。でもボクの考える「ライフスタイル」とは毎日の生活はもちろん、仕事も、そして趣味としての遊びも含めてそれらをどんなスタイルで行ってるかの全てがライフスタイルっていうものを形作っているんだろうなと思っています。
　六甲山の麓、神戸の街人の習慣に「毎日登山」というものがあります。必ずしも山頂まで行くのではないのですが、毎朝の日課、散歩のように山（茶屋）を目指してから出勤するそうです。多くは神戸市内で勤めている、商売を営んでいるような人が多いと思うのですが、通勤に2時間も掛かるような人では「毎日」は難しいことです。ということは「毎日登山」を実践するには神戸に住み（生活）、神戸で仕事に就く（働く）、あるいは午後から出勤するなどといった生活スタイルでなければこのライフスタイルは実現できないということになります。
つまりライフスタイルを決めるのは日常生活だけでなく仕事の場所や内容、そして趣味や楽しみに大きく関わっているんだなあと考えるのです。サイクリストに置き換えるならバイクライドを含んだライフスタイルの為には通勤距離であったり、睡眠や食事の内容や,お金や時間の費やし方までもが大きく生活様式に関わってきているはずで、そこに自分流やこだわりのある生活が出来ているかどうかです。　
　 いきなり「死ぬ」ハナシですが、ボクは死ぬ直前にはそれがいつであっても「エエ人生やった」と思って死にたいと思っています。「今日はイイ日だった」「今日はダメな日だった」...　毎日がダメな日ばっかりでは最後にいい人生だったとは思えないでしょうから、とにかく1日でも多く「いい日」を毎日々々送ることです。長ーいと思える人生も毎日の生活の合計でしかありません。毎日の自分流生活様式（ライフスタイル）の実践なしに、人生（ライフ）の型（スタイル）の満足はありえ無いでしょうから。
　理想は毎日バイクライドができる、そんなライフスタイルです。毎日働くのと同様、毎日食事をして眠るのと同じようにバイクに乗ったり、仲間と話をしたり...　ボクが神戸に「〜ライフスタイル」という名の付いたバイクショップを始めたのはそういう思いからなんですが、さてボクの、そして皆さんのオキドキなライフスタイルは本当に実現するのでしょうか？　んで、オキドキってなんやねん？て話は次号にて。

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